中国語検定準4級の勉強方法

大家好!

台湾交換留学中のKapiparaです。

この記事では中国語学習歴7か月目で中国語検定準4級と4級を受験しどちらも合格した私が中国語をこれから勉強される方や中国語初級者の方に向けて私が中国語検定準4級に向けて実践していた勉強方法について紹介していきたいと思います。

私は現在台湾に留学していますが、日本で中国語の勉強をされる方でも実践できるものばかりなので是非ご覧ください。

 

それではいきましょう!!

 

リスニング編

中検準4級のレベルは簡単?

まずは実感がわかない人も多いと思うので中国語検定準4級というのがどれくらいのレベルであるのかを説明したいと思います。

中国語学習の準備完了
学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること。
(学習時間60~120時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了, 高等学校における第一年度通年履修,中国語専門学校・講習会などにおける半年以上の学習程度。)
基礎単語約500語による発音(ピンイン表記)及び単語の意味, 日常挨拶語約50~80による語句・単文の中国語訳。

引用元:出題内容 | 中検 | 中国語検定試験

中検のHPを見ると準4級のレベルについてこのように説明されています。

個人的な感想としては学習時間は毎日少しずつ勉強することを心がければ60時間の勉強時間がなくても合格は可能だと考えています。

 

しかし、中国語を学ぶ上で必ず学ばなければならないピンインと声調の知識が問われるのでピンインと声調に時間をかけて慣れておくことが大切だと思いました。

 

逆に、ピンインと声調に慣れ、自分で発音がしっかりとできるようになれば基礎ができてきた証拠なのでそのあとの学習もスムーズにいくと思います。

 

ピンイン~漢字の読み方をアルファベットで表したもの。

声調~中国語には4つの声調とトーンがない軽声があり、声のトーンにより意味が変わる。

ピンインと声調を徹底的にやる

中検準4級の過去問を見てみるとリスニングの問題では50点中20点分ピンインと声調の問題が出ていることがわかりました。

 

具体的な問題形式としては、問題文に4択のピンインと声調がそれぞれ書いてありリスニングで流れた音声通りのものをマークするという問題が5問、次に中国語の単語のピンインと声調が問題文に書いてあり、その通りに読まれた番号をマークする問題です。

このことからわかる通り、

 

中検準4級ではピンインと声調をしっかり聞き分けることが求められます。

 

これが実は簡単に感じて少し苦労します。(私の場合もそうでした)

 

中国語だけではなく何に関してもそうなのですが、勉強を続けるうちに中国語のピンインの違いや声調などにも慣れてくるのですが、中国語学習を始めたばかりの方にとって日本語にはない発音がたくさんあり、声調に関しても慣れるまでには最初時間がかかると思います。

 

しかもピンインや声調の知識をおろそかにしておくと後から苦労することになるので焦らずに時間をかけて毎日慣れるまで練習をしましょう。 ちなみに、ピンインと声調に慣れるために私は、ピンインと声調が全て書かれたピンイン表を使い一つ一つの発音をしっかり確認して何度も音読を繰り返して練習しました。(音声が付いているものを使うのがいいです)

リスニングは中国語の “音”に慣れておく

ピンイン表を使いピンインと声調を聞き分け、ある程度発音できるようになったら対策本などを使い準4級のリスニング対策の勉強を始めましょう。

 

コツとして、準4級のリスニングはかなりゆっくり発音されるのでピンインと声調を意識して聞き分けることを意識しながら聞くことが大切です。

 

よく、ひたすら聞いて耳をならすことが大切だと言われていますが、準4級の時点ではまだ聞き分けるのが苦手なピンインや声調などがあると思うので一度リスニング問題を聞いた後にわからない、はっきりしない部分はリスニングの原稿を見て確認してみてください。

 

私自身の経験で、最初は量をこなすよりも耳で聞こえたピンインと声調が本当に合っているかどうかを確認しながら聴くようにしたら本番のリスニングでは9割正解することができました。

 

そして、ある程度ピンインと声調に慣れてきたと感じたら空いた時間や通勤時間などにイヤホンを使い何度もリスニング問題を聞いてみることが効果的だと思います。こうすることで中国語独自の音に慣れて本番でも落ちついて問題を解けるように準備をしておきましょう。

普段から中国語の単語や文を音読する癖をつける

中検準4級のリスニング対策としては、中国語のピンインや声調を意識して中国語独自の音に慣れるようになることが大切だと書きましたが、その他の対策として普段から中国語の単語や短文を音読することが効果的だと思いました。

 

”自分で発音できない音は聞き取れない”と言われているように普段から音読するくせをつけることで自然とピンインと声調にも慣れ、リスニングの力もついてくるものです。

 

これはリスニング対策にもスピーキングの練習にもなるのでオススメです。

筆記編

基本的な文法はしっかり押さえておく

さて、筆記試験対策についてですが、中検準4級には基本的な文法知識を問う問題や日本語の文に対して正しい中国語の文を選ぶ問題が出題されますが、これらはどちらも基本的な文法についての問題です。

 

日本語の文に対して正しい中国語の文を選ぶ問題もしっかりと基本の文法がわかっていれば難しくはありません。 文法問題の対策としては、準4級の対策本や中国語の文法書を使い学習されることをオススメします。

 

中国語の文法は簡単だとか、英語と似ているという意見もありますが、やはり文法は中国語を話す上での基本的な柱であり、英語とも日本語とも違う部分があるので基本的な文法は押さえておきましょう。

文法は自分で文を作り実践的に覚えていく

勉強の仕方としては基本的な文法を覚えたら自分の知っている単語と組み合わせて文を作ってみることです。私も新しく文法を習ったら自分で文をいくつか作り丸暗記するのではなくその文法を使いこなせるようになることを意識していました。

 

準4級の問題には並び替え問題が出題されるのですが、これに関しても文法と単語を組み合わせて自分で中国語の文を作る練習を繰り返す事で中国語の語感が鍛えられてきて自然と正しい語順がわかるようになってきます。

だからこそ、文法に関しては理解をして覚える、というインプットだけではなくアウトプットをすることで確実にその文法を使えるようになる事を意識しましょう ちなみに、私は台湾で交換留学と語学学校の授業を両方経験しているのですが、どちらもインプットばかりでなく、アウトプットを徹底的にさせられます。例えば、先生に単語や文法を使い即興で短文を作るように言われたり、文章を書いたりなどです。

準4級の対策本の問題を解いてパターンに慣れる

次に、文を作る練習のほかに準4級の対策本を使い、普段から問題を解いておきましょう。こうすることで、自分の細かいミスなどにも気が付き文法知識がしっかりと定着していくと思います。また中検独自の問題のパターンにも慣れてくると思います。 これらの事からもわかるようにインプットとアウトプットをセットにしてしまうこと、これが最短で準4級で点数を上げるコツであると思いました。

中国語の基本単語を書く練習をしておく

筆記問題の最後には日本語の文が5問書いてあり単語に線が引いてある日本語の単語を中国語になおし回答用紙に実際に書く形式の問題があります。

 

この問題の対策としては普段から中国語の単語や文を書いて練習しておく習慣をつけておくということです。中国語検定は準4級だけではなくほぼすべての級でマークシート形式ではなく実際に日本語の文を中国語に直し回答欄に書く問題が出題されます。

 

しかも、中国語の簡体字は日本の漢字とは違い覚えなおさなければならないものが多く、日本人であるがゆえに日本語の漢字に慣れている私たちだからこそのクセが残り間違えてしまう漢字も多くあると思うので中国語の漢字は新しく覚えていかなければなりません。だからこそ、日々中国語を書く練習をしていくことで最後の筆記問題の点数は確実に上がっていき細かいミスも減っていくと思います。

中検準4級に向けた勉強法まとめ

リスニング編

ピンイン表を使いピンインと声調に慣れるまで徹底的に声に出して練習する

こうすることで正しいピンインと声調の知識が身につきそれぞれの違いを聞き分けられるようになる

ピンインと声調を聞き分けることを意識しながらリスニング問題を聞く

最初は多くひたすら聞くのではなくピンインと声調をちゃんと意識して聞くことが大切。(聞き取れなかった部分はリスニングの原稿で確認する)

中国語の“音”に慣れる

ある程度ピンインと声調に慣れてきたら、空いた時間や通勤時間などにイヤホンを使い何度もリスニング問題を聞いてみて中国語の音になれていくことが効果的

普段から中国語の単語や短文を音読する

音読するくせをつけることで自然とピンインと声調にも慣れ、リスニングの力もついてくる

 

筆記編

基本的な文法を覚えたら自分の知っている単語と組み合わせて文を作ってみる

文法は理解しっぱなしではなく自分で使いアウトプットすることで自然に覚える

準4級の対策本の問題を解いて問題形式のパターンに慣れる

対策本を使い何度も問題を解いてみることで中検独自の問題形式のパターンに慣れる

普段から中国語の単語や文を書いて練習しておく習慣をつけておく

中国語の簡体字は日本の漢字とは違うので普段から書く練習をしておくことで本番に備えましょう。

 

以上がKapiparaが中検準4級に合格するために行っていた勉強法でした。これからも台湾留学の感想や中国語学習について記事を更新していくのでKapiparakun's Blogをよろしくお願いします。

 

台湾留学についての記事はこちら↓

kapiparakun.hatenablog.com